本日、衝撃的なニュースが発表されました。
藤岡康太騎手逝去。
とても受け入れられないような発表でした。
4/6(土)の阪神7Rでの落馬事故により、頭部と胸部を負傷し、病院に運ばれたものの意識が回復せず、亡くなってしまったそうです。
あまりに突然の出来事に、とてもついていけません。
まだ35歳。あまりに若すぎます。
ついこの間の3月末にJRA通算800勝を記録して笑顔で写真を撮っていたのに。
8日前には騎乗予定の桜花賞の関係者インタビューで話していたのに。
つい先日まで、あんなに元気だったのに。
常に明るく笑顔だった康太騎手のことが思い出されて、日本ダービーくらいの時期には「皆さんご心配おかけしました!」とひょっこり姿を見せてくれるのではないかと、そんな気さえしてくるほどです。
競馬は命懸けの競技だと理解しているつもりでした。
でも、所詮つもりだけだったのだと気付かされました。
ニュースを見てから、康太騎手がもうこの世界のどこにもいないのだということがどうしても実感がわかなくて。胸はぐるぐるするだけで痛くなくて。
「本当なのかな?」って心の中でずっと唱えていました。
そうしているうちに、兄・佑介騎手がファンへ向けたコラムを公開してくれました。
自分たち家族が一番悲しくて辛いはずなのに、ファンのために文章を綴ってくれた佑介騎手。
このコラム冒頭の『康太は昨日、天国に旅立ちました』という文章を見て、「ああ、本当なんだ」と初めて受け入れることができました。
読み進めていくうちに涙があふれてきて、今まで感じていなかった悲しみや寂しさがわきあがってきて、今ブログを書きながらも涙がじわじわ滲んでいます。
でも、佑介騎手がコラムでお願いしていたように、康太騎手のことを悲しい出来事として残すのではなく、騎手として輝いていた姿を忘れないようにしたい。
私とって印象に残っているのは、やっぱりなんといってもマカヒキが復活した2021年の京都大賞典。
本当に感動したし、かっこよかった!
今は正直、悲しいと寂しいでいっぱい。
だけど、落ち着いたら、藤岡康太という騎手がいたんだということを忘れず、心の中に残し続けることが彼への手向けになるのかなと思います。
今までありがとう藤岡康太騎手。
あなたのこと忘れません。これからもずっと大好きです。
心よりご冥福をお祈りします。
どうか安らかに。ゆっくり休んでください。